西武池袋線・ひばりヶ丘駅から、のんびり歩いて約5分。大通りに面した「墨庵 ひばりがおか教室」の扉を開けると、そこには温かい笑顔がありました。
書道教室と聞くと、誰もが「自分を律する静寂」や「厳しい正座」を思い浮かべるかもしれません。しかし、返ってきたのは、そんな先入観をすっと解きほぐしてくれる言葉でした。
「ここは、正座をしなきゃいけないとか、静かにしなきゃいけないっていう決まりはないんですよ」
ゆっくりと、間を置いて語るその言葉。教室では子どもから大人まで、幅広い世代がひとつの空間で自然に言葉を交わしているといいます。その場に流れる穏やかな空気感に触れているうちに、ここはきっと、誰もがホッと一息つける温かい居場所なのだろうと感じました。
ここに集まる生徒さんの気持ちにとことん寄り添うために、先生が大切にされていることが3つあるといいます。
「正座をしなければならない」「静かにしなければならない」というイメージが強い書道の世界ですが、そうした固定概念をなくすことで、子どもも大人も、構えることなくリラックスして文字と向き合える環境を開いています。
自由でやわらかい空間だからこそ、自然と自発的な挨拶や思いやりが生まれるのではないか。それは先生との対話を通じて、取材班が強く感じた、この教室ならではのしなやかな空気感でした。少人数制だからこそ自然と自主性が備わり、一生モノの礼儀が育まれていきます。
幼稚園児から小・中・高校生、そして大人まで、様々な年齢層の方と関わる機会がある環境です。学校や家庭といった普段の場とは違い、世代を超えた情報交換ができたり、他では話せないことをふと話せたりする、心が安らぐ居心地の良い場所になっています。
「どんな雰囲気か見てみたい」「先生やお友達と馴染めるか不安」という方も安心してください。まずは少人数クラスの空気感を、実際に体験してみてください。
火・水・金曜日:9:50〜18:40の間
土・日曜日:9:50〜15:00の間
※1クラス5名までの少人数制です。
※詳しい時間帯は公式ホームページをご確認ください。
「お稽古中は正座をしたり、おしゃべりをしてはいけないという決まりは、この教室にはないんですよ。」
その言葉を聞いたとき、私は一瞬、不思議な感覚にとらわれました。書道教室で「決まりがない」ということと、先生が大切にされている「礼儀」や「美しさ」は、一見すると矛盾するように思えたからです。
しかし、先生の丁寧な語り口に耳を傾けているうちに、その疑問はすっと解消していきました。
後でお聞きすると「実はカラフルなものが好きなんです」と教えてくれた先生。そのお人柄を表すかのように、目指しているのは、自由な発想と生徒一人一人の個性を大切にする、明るい空間づくりでした。
徹底されたやわらかさの奥にある、一本通った「しなやかな芯」。型にはめない自由な空間だからこそ、子どもたちがのびのびと過ごし、自然な礼儀が育まれていく。その心地よい空気の理由が、先生の真っ直ぐな眼差しから深く伝わってきました。
先生の温かくてしなやかなお人柄に触れ、お話を伺うだけで、ここが通う人にとって心地のいい場所なのだと深く実感できる、そんな取材の時間でした。
(取材班・TORIMICH運営より)